本の装丁を眺めるのは楽しい。装丁家は本の見た目や手触りや質感を考えて本をつくっている。読み手として本を手に取るときにすばらしい装丁の本に出会うことはとても嬉しい。本の装丁をするといってもいろんな話がある。そもそもどうして装丁家になったのか。どういう作家の本の装丁を担当することになったのか。装丁をする際にこだわっていることは何か。どういう文字をつかうのかについてどんな風に考えているのか。本文や表紙の紙はどうしよう。カバーや帯はどうしよう。バーコードを入れなくてはいけないどうしよう。本の中身がつくられてからそれが読者に届くまでに装丁家が見ているものはなんだろう。
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