毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

日本印刷文化史

日本における印刷文化の歴史について、古代・中世・近世・近代・現代の時代区分から考える。技術から見た印刷、出版の形から見た印刷、産業文化としての印刷、社会史として捉えた印刷というように、多様な観点から印刷の特徴を考えている。印刷技術が誕生する。改良する。普及する。伝来する。印刷技術が広まることで多くの本がつくられる。生業として本づくりにかかわる人たちが登場する。名所図会は人びとを旅へといざなう。本は布教に用いられる。本は教育に用いられる。本は学問の発達に寄与する。本は技術を広める。暦も整備される。大量に複製されることで図像が視覚化される。大衆文化も発達する。印刷博物館は楽しい。

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