ビブリオバトルを取り上げた本はいろいろと出ていますが、そのなかでも一番最初に出版された考案者自身による解説本。本を誰かに紹介するという行為にルールを設け、ゲームという形に仕上げることでその楽しさを具現化している。図書館ではない場所で生み出された概念がいつの間にか図書館業界に入り込む。少しずつ導入が進む。広がる。図書館学のテキストにも載るようになった。ここ10年くらいの歴史のなかで、新しい図書館サービスとして定着したのだ。図書館サービスは教科書どおりのものを実践するだけではない。図書館サービスは新しくつくり直せるのだ。図書館は変わり続ける。
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