毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

ひとり空間の都市論

ひとりで過ごす時間は意外と多い。誰かとわいわい過ごすのもいいけれど、ひとりだけで物思いに耽るのも自分にとって大事な時間だ。まちのなかにひとりきりになれる場所ってどのくらいあるんだろう。あるいは自分の部屋はどうだろうか。落ち着いて思う存分ひとりで過ごす。本を読むときはだいたいひとりきりで没頭する。ひとりで心地よく過ごせる場所がほしい。私のためのひとりきりの居場所。それはみんなのためのひとりきりの居場所でもある。思う存分ひとりになることを考えてみたい。

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