毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

悲しみとともにどう生きるか

「子どものための芸術というものはない。芸術はすべての人のものである。子どものための絵本というものはない。絵本はすべての人のためのものである」「居場所というのは、弱点を預けることができる場所のことです。油断して、誰かに依存できる場所だといえると思います」「居場所は不透明なほうがいい」。悲しいできごとが起こってしまった後も周りの人たちは生きていかなければならない。何かの事件や災害が起こってしまったときに、社会のなかの私たちを「当事者/非当事者」と安易に分けてしまうのではなく「当事者/準当事者」というように捉え直してみる。共に生きている私たちの世界に漂う悲しみについてどう考えるのか。

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