毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

紙の世界史

紙が当たり前のように溢れている世の中になっている。その長い歴史を辿っていく。 基本となるのは「テクノロジーが社会を変えるのではなく、社会のほうが、社会のなかで起こる変化に対応するためにテクノロジーを発展させている」という考え方である。私たちの社会が紙にまつわるテクノロジーを発展させている。中国で生まれて世界中に広がる紙。文字の発達。記憶と記録。印刷技術の変化。インクと製本との関係。筆記用具の発達。私たちの読書スタイル。アートの世界で用いられる紙。和紙の技術。宗教と紙。経済的視点から見た製紙産業。技術的視点から見た製紙法。紙という主題はいろんな切り口で語ることができる。

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