他者と議論を行う上で必要となる論法というものを解説している。そのなかの定義・類似・譬え・比較・因果関係の5つが取り上げられている。自分の考えをどのように相手に伝えるか。自分の主張したいことはどうすれば納得してもらえるのか。腑に落ちないくてもいいからとりあえず相手を打ち負かしたいのか。論法が有している性質についてしっかりと考えておくということは、論争相手が繰り出してくる論法にも簡単には騙されないということでもある。相手の言っていることに納得いかない場合の理由も自分でわかるようになる。議論の仕方を知ることは、自分が意見を述べる立場になるときにも参考になるところが多い。
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