「無為を余儀なくされた有能な人間の集団ほど爆発しやすいものはない。そのような集団は過激主義や不寛容の温床になりやすく、いかに不合理で邪悪であろうとも、壮大な行動を約束してくれるならどんなイデオロギー的改宗でも受け容れてしまいやすいのだ」「とはいえ、過激主義や不寛容を生むような満たされぬ行為への願望が創造的エネルギーをどっと放流するかもしれないということが、人間本性の気まぐれな特徴のひとつである」。創作をするには多大なエネルギーがいる。人が文章を書き残すための力はどこから生み出されるのだろうか。身の回りに急激な変化をもたらすような状況を人はどのように受け止めているのだろうか。
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