毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

向こう半分の人々の暮らし

「実は貧困状態は、庭の敷地に生える雑草のように自然とテネメントでは増えていく。犯罪のように、精神の病気はそこでもっとも豊かな土壌を見出す。テネメントハウスの生活環境すべてがその成長に好都合であり、ひとたび根付いたら、駆逐するのはもっともたちの悪い体の病気よりも困難である」「子どもたちの救出より他に、市の貧困問題への解決策はない。改善すべきところで性格が形成されるのは、絶望的な課題であろう」。向こう半分の人々(貧困層)の暮らしとの間に線が引かれている。その生活の実態や住環境の酷さが知られていない。視覚イメージ(写真や挿絵)で捉えて訴えることで、行政サービスをより良いものに変える。

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