毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

荒野の古本屋

人が古本屋という仕事を選ぶ。古本屋さんはどうして古本屋になったんだろう。本に囲まれたり本を読むことが好きだからと単純に考えられるわけではなさそうだ。本を読んだり歩いたり。まちのことを知ったり。古本を生業に。生活の糧として古本を扱うお仕事に。どういう思いを込めてそのお店を開いたのかが語られる。古本屋になってしまった人の物語。本との関わり方を考え直してみよう。人と本との関わり方は実に多様な形があるみたいだ。この本の出版後、ギャラリーを併設して一冊の本を売る本屋「森岡書店 銀座店」としてさらなる変化を遂げていく。

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