毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語

本を生業とする人たちが暮らす。イタリアの山奥の小さな村が本を生業としている。その人たちは旅をしながら本を売り歩く。大多数の人たちにとって本は読むために存在している。私たちは興味を持った本に手を伸ばしてただひたすらに本を読む。けれども自分たちが生活するために生きるために本を運ぶ人たちがいる。本を届ける仕事がある。本は生活の糧なのだ。あなたが読んでいるその本もどこかの誰かが生きていくためにつくったものだ。遠く遠くの土地に住むあなたのもとに誰かが届けてくれたのだ。

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