毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

人はなぜ物語を求めるのか

誰かの物語を読む。それは楽しいことだ。その物語をきっかけとしていろんなことを考えることもできる。そして自分自身の物語には希望もあるし絶望もある。良いこともあるし嫌なこともある。楽しいこともあるし苦しいこともある。自分が生きているさまざまな場面で物語が顔を出してくる。そもそも物語って何のことなんだろう。その仕組みはどうなっているんだろう。私たちはこの世界を物語の形式で理解してしまっている。自分が決めつけた物語で悩んでしまうのはなぜなのだろうか。人間は物語る動物だ。物語によって迷わされないように、物語の特性を知っておきたい。

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