「日常生活における私たちの行動はほとんど身の回りで耳にするあいまい情報に基づいて決定されている。しかし、それで生活に不都合をきたすことは少ない。私たちの自由はそうした不確実な情報環境の上に成り立っている。さらに言えば、あいまい情報によって人間は新しい情報環境に適応する能力を日々鍛えられているのである」。流言・デマ・風評・誤報・言論統制など、メディアの信頼性を揺るがすようなできごとがある。そしてまた、受け手側である読者はそれらの情報に対してどのような判断をするだろうか。新聞が輿論ではなく世論を反映するメディアに変わっていく。情報発信源に対する信頼性はどのように揺らぐだろうか。
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