毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

流言のメディア史

「日常生活における私たちの行動はほとんど身の回りで耳にするあいまい情報に基づいて決定されている。しかし、それで生活に不都合をきたすことは少ない。私たちの自由はそうした不確実な情報環境の上に成り立っている。さらに言えば、あいまい情報によって人間は新しい情報環境に適応する能力を日々鍛えられているのである」。流言・デマ・風評・誤報言論統制など、メディアの信頼性を揺るがすようなできごとがある。そしてまた、受け手側である読者はそれらの情報に対してどのような判断をするだろうか。新聞が輿論ではなく世論を反映するメディアに変わっていく。情報発信源に対する信頼性はどのように揺らぐだろうか。

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