毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

アインシュタイン・ショック

「いったい外国を旅する者が日毎の日記をつける意味は何なのだろうか?/一つは備忘録、忘れてしまう細々とした観察対象のあれこれをメモする目的である。後でそのたびの印象を反芻するために、あるいはその記録を纏めて何かの形で発表するために。/もう一つは、いわばわが魂の遍歴の跡、心象風景を綴る日誌、外部に触発されたとはいえ、自らの主体の自覚的な記述である。自分の思想の検討のために、己の規矩を知り、もって他を計る時の違和感を、己の世界観に投じて解釈し、位置づける作業である」。プリンストンにあるアインシュタイン・アーカイヴで『訪日日記』を閲覧する。そして防衛大学校の土木学館図書室の記念文庫へ。

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