作品のなかに図書館のことが描かれている小説のアンソロジーに編者による解説がつく。こうしていろんな文学作品を並べてみると図書館にはいろんな立場の人たちが関わっていることがよくわかる。図書館で働く側の視点もあれば図書館を利用する側の視点もある。私たちはそれぞれが「私にとっての図書館体験」を持っている。人生のなかで図書館を利用してきた個人的な時間の積み重ね。いろんな形で語り残された図書館の物語。あなたにとっての図書館の思い出ってどんなものがありますか。巻末の解説もボリュームがあってだいぶ読み応えがある。
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