10年前に「Library of the Year 2011」の大賞を受賞した小布施町立図書館まちとしょテラソの元館長の回想録。自分たちのまちにどういう図書館をつくりたいのかを何度も町民で話し合ってみんなのための図書館のかたちを探っていく過程の話。図書館のかたちというのはみんなで丁寧に議論を積み重ねた先に生まれ出てくるものなのだ。その町の人たちにとってどういう図書館が良いものでみんなが必要とするかたちになるのだろうか。私の考える図書館とあなたの考える図書館はどう違うのか。その町の「図書館らしさ」をみんなで相談し合ってみよう。