みんなが図書館を自分のつかいたいようにつかっている。楽しんでいる。図書館員は利用者たちにできる限り気持ちよく図書館で過ごしてもらいたいと思っている。一見すると図書館員も利用者も自分たちの思い通りに図書館のなかで過ごしているように見える。けれども私たちの動きは図書館の施設・設備のデザインに支配されている。本の形態の影響を受けている。図書館は人と人、人と本とがさまざまな形で交わる空間だ。そこに潜んでいるデザインのしかけに気づいてみたい。つかいやすい/つかいづらいとはどういうことなんだろう。まずはアフォーダンスという概念について知ってみよう。
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