毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

ものがたりの余白

「どうなるかすでにわかっている冒険は、本当の冒険じゃないでしょう。それならどこかの旅行者がアレンジする冒険セット旅行だ。本当の冒険は、そんな力が自分のなかにあるとはそれまでまるで知らなかった、そのような力を投入しなければならない状況へ人を運んでゆくものです」「遊びで大切なことは、まず、それが自由な行為であることだ。遊びは強制されるものではない」「遊びは優れた創造性を持つ。遊びはつながりを生むのである」。ものがたりとは「語り」である。そして「語り」では語りきれないものもある。語られないものはどうすれば描けるだろうか。「見えないもの、余白とされるものが実はもっとも重要なのです」。

calil.jp