毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

理想の書物

美しい書物を読んでみたい。おもしろい本とか楽しい本とか怖い本とかではく、ただただ美しい書物に触れてみたい。紙の質感、印刷の状態、書物の装飾、活字のデザイン。どんな本ならみんなに美しいと思ってもらえるんだろう。画家の描いた絵はどんな風に書物のなかに組み込まれていくんだろう。文字はどうやってつくる。紙はどうやって選ぶ。印刷をするということは白(紙)の上に黒(文字)を並べていくものだけれど、白(余白の部分)をどう残すのかという視点も必要になってくる。書物の美しさについて考えたい。

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