フランクリン自伝
「あるときわたしが、ぼくたちは論文を作成するときに、よく本を参照するが、そのときに、いつもみんなが会う場所に本がいっしょに置いてあったら、調べる場合にもずいぶん便利だと思う。だからみんなの持っている本を持ち寄って、共有の図書館を作ろうじゃないか、そうすればみんなが本を一ヵ所にまとめて置いておく気のあるかぎり、それぞれがほかの人の本も使えて、ちょうど一人が全部の本を持っているのと同じことになるから、非常に有益ではないかと思うのだが、と提案した」。会員制図書館が始まる。そして人々の使う言葉が変わる。教養が身につき権利意識も変わる。図書館の存在が世の中の仕組みを変えていく力になる。