毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

「きめ方」の論理

「社会における正しい決定というのは、ひとりひとりが自らのうちに「社会の眼」をもつことによってのみなしうるということである。利益を主張するつっぱり合いではなく、この社会を、この世界を「わたしたち」がどうするかという観点で自らの意見を表明し、その観点からの選好を示し、その観点にもとづく意見統合の合理的ルールを社会に求めることである」。私たちの意思を私たちで決める。みんなで一つの判断を決定するときには何に注意すればいいのだろうか。人は自分にとってもっとも都合の良い行動を取ったり、他人の行動を予想してできるだけ自分の利益になるような選択肢を選んだりする。そこに倫理性はあるだろうか。

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