その島のひとたちは、ひとの話をきかない
「人間関係は、疎で多。緊密だと人間関係は少なくなる」「人間関係は、ゆるやかな紐帯」「問題が起こらないように監視するのではなく、問題が起こるもんだと思って起こった問題をいっしょに考えて解決するために組織がある」「できることは助ける。できないことは相談する」「困っているひとがいたら、今、即、助けなさい」「なるようになる。なるようにしかならない」。自殺が少ない地域を巡り歩く。その土地でなぜ自殺が少ないのかを探る。自殺希少地域の人たちはよく対話をする。「対話とは、外の世界に反応し、それを自分の中で受け止め、それへの反応を返すことである」。人は言葉と身体を使って対話をする。関わり続ける。
