毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

病院図書館の世界

病院のなかにも図書館がある。病院図書館の仕事とはどのようなものなのか。その立ち上げからサービス内容の変遷の歴史をたどる。一般に病院図書館は小規模であり、病院の関係者が欲する情報に特化して資料が整理される。病院図書館の利用者には病院のスタッフがいる。主に専門家向けの図書や雑誌の収集をする医学図書館がつくられる。その一方、患者さんやその家族の方たちも利用する病院図書館もある(患者図書館と呼ばれる)。病院図書館のライブラリアンは怪我や病気に関するあらゆる情報を扱うことになる。治療する人も治療される人もみんなが利用者だ。「みんなのための図書館がどこの病院にもあったらいいですね」。

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