これからの本の話をしよう
「読者とは、本を買うだけの立場に置かれるものではない。読者とは本を読む人間であり、同時に本を書く・描く人間なのだ」「デジタルは情報がリンクし合うことを限りなく促進する。そこに新たな文脈を形成する。この基盤を堅持し育むことこそ図書館の役割であり、私たちが図書館と力を合わせる接点となるにちがいない」「必要なものは自分の力でつくることができる。少なくとも自分の仕事やかかわりのなかで経験した知の力に誇りを持とう。それは私たちが持つすべてなのだ」。紙の本とは異なるデジタルの本。紙だからできることとデジタルだからできること。出版の長い歴史のなかでデジタルの本が持っている意味とはなんだろう。