本を読む。食べるように本を読む。体が本を欲している。体は本でできている。本は読むものだ。本はどこででも出会える。本とはいつでもさよならできる。読みたい本にはまたどこかで会える。本との付き合い方はとても自由だ。本を読む人の話を聞きたい。本をつくる人の話を聞きたい。本の中の言葉に出会いたい。何度でも読み返したい。私が読みたい本、あなたが読みたい本、みんなが読みたい本。本屋に足を運ぶ人、図書館に足を運ぶ人、古本屋をめぐる人。一冊の本がつくられて、私はそれを食べるように読む。そして言葉は私から歩き出す。私からまた別の誰かのところへ。
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