毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

学問の力

「学問とは、さまざまな観察の結果でてきた知識というより、そのような知識を抽出しようとする態度や関心そのものだからなのです」「人文・社会科学系の場合、ただ知識を獲得することではなく、社会のなかで生きてゆくことを前提として、自己や人間や社会や歴史とは何かという認識にかかわる営みである」。学問が現実に対して力を失ってきているように見えるのはなぜか。閉塞的な状況に陥っているように思えるのはなぜか。学問の成果を社会のなかで活かしていく。社会のなかに知識を蓄積して広めていく。「学問には故郷がある」という言い方がされているが、それぞれの国の文化は学問にどういう影響を及ぼしているのだろうか。

calil.jp