今こそ読みたい児童文学100
「子どもというのは基本的に真剣で、真面目で誠実な人たちなので、読んでいて大人がハッと胸を突かれるようなものが子どもの本のなかにはたくさんあり、その生真面目さは時には非常に崇高で気高い文学を生み出しました。人は自分が今悩んだり、考えていることに対して答えを出してくれているものを読むと、面白いと思うものです。ですから少し前の本でも、いまだに自分のなかで解決されていない問題を扱っているのなら、今でも読んで面白い、と思ってもらえるのではないか？」。本を読むことを通して自分の悩みを改めて知る。それが子ども向けの本でも同じこと。タイトルは知っているけれども読んだことがない物語に触れてみる。
