毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

再公営化という選択

公共事業の民営化がさまざまな方面で進んでいる。図書館にも民営化が導入されるようになってからずいぶん時間が経っている。民営化が導入される際にはそれによるメリットが謳われる。けれども民営化という選択があらゆる面で公営より優れているわけではない。民営化は水道・電力・教育・自治体サービスなどに導入されてきたが、それによって失われてしまったものも少なくない。必ずしも成功と呼べるわけではない。民営化した事業が行き詰まり、膨大なコストと手間をかけて再公営化という見直しがなされることもある。そもそも民営化しないという選択も考えられる。脱民営化・再公営化という選択は社会をどのように変えるのか。

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再公営化という選択 | Transnational Institute