毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

はじめての編集

編集とは「企画を立て、人を集めて、モノをつくる」こと。そして編集物は「言葉、イメージ、デザイン」から成り立っている。良い言葉を紡ぎ出すためには読書の質を保たなかければならない。書くために読む。良いイメージを生み出すためには豊かなアーカイブが必要となる。伝えようとするだけでは物足りない。イメージの受け手を触発することも求められる。そしてデザインは「モノの見方を具体的に示す」という機能を持っている。「編集の形式こそが内容であり、編集の形式こそがメッセージである」。編集とデザインとの距離は近い。そして人が生きるということも編集であり、私たち自身もメディアである。美しい決まりをつくる。

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