図書館は訴える
「館としてのポリシーのもとに整理したものをピシッと図書館が整えた場合に、利用者はどういう反応をするか。そこでほんとうの図書館と利用者のやりとりみたいなものがあると思います」「図書館として、ボリュームとしての知を流通するだけでなく、知の作業の回復みたいなもの、復権そのものを、基本的な部分で仕事のなかにくみこまなければならないのではないか。そういうことをくみこむことが図書館の未来形になってくる」。まちを成り立たせる要素の一つに図書館がある。読書を通じて自分で物事を考える市民が育つ。そういう市民によってまちがつくられている。図書館員は受信と発信を続けながらまちの課題に取り組んでいく。