本に触れる日記

2021年5月20日にブログタイトルを「毎日の図書館学」から変更しました。

ナラティブ・メディスン

人間は時間の流れを物語によって評価する(時間性)。物語化を通して語られるまで存在していなかったものが目に見えるようになる(個別性)。筋書きは私たちが意味を見出すことを可能にし、そこに滞在することをも可能にする(因果性/偶有性)。ある人とほかの人とがつながることには常に何らかの物語的行為が必要となる(間主観性)。言葉を選ぶことは道徳的な企てであり、言葉が選ばれる前には形もなくみることも聞くこともできないものを表現している(倫理性)。「医療とは、ひとりの人間が他者への援助を拡大し、他者と知識を共有しようとする試みなのだから、ナラティブへの関心抜きでは決して存在することができない」。

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