毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

絵本のなかへ帰る

「三回同じ本を図書館で借りたら買ってあげてくださいね、という本屋はいるが(私のことだ)、図書館員もそうであってほしいと願う」「本を薦めるということは、言い方を変えれば、あなたはこの本を薦めるに足る人である、ということでもある。本を薦められない人生があるとしたら、それこそ寂しい人生ではないか」「でも絵本は、竹馬や縄跳びのように成果がすぐに見えるようなものではない。効果が手に取るようにわかるわけでもない。だから、いつも後回しになってしまう」。どうか幼い頃に大事な本に出会えますように。何度も読み返したくなる本を誰かに読んでもらえますように。「本読みは最後の最後に道を踏み外さない。過ちをおかさない」。