毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

私の絵本ろん

「絵本づくりも、編集者、作家、画家、印刷所、製本と、一冊の本は共同制作だと思う。したがって私のやり方は、与えられた作品のねらいは何か──というところからはじまる。そして作家と話し合う。それで自分なりの視覚的な解釈をもつ。その解釈にもとづいて、どう表現するかを考える。編集者の意見も、作家の意見も尊重する。そして最後的には、私の絵としてなりたたないものは、整理する」「子どもの絵本というものは、きわめて大衆的なものだと思う。しかし、大衆的だからといって、卑俗であってはならない。絵かきは高邁なる精神で絵をかかねばならない」。絵本とは何か。絵本の絵を描くこととはどういうことか。絵と文字の違いとはなんだろうか。

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