毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

学術書を読む

大学に入ると学術書や学術論文を読むようになる。新しい知見を生み出すのは膨大な数の学問の蓄積のお陰である。しかし現在の大学は教養教育の制度がなくなって専門志向が強まっていることと、本の出版をめぐる状況が以前とは大きく変わってしまい、出版点数が膨れ上がってしまっている。適切な本を探そうと思ってもなかなか探しづらい状況になっている。また、インターネットの発達も私たちの学びの環境に影響を与えている。学問的な関心のもとに問いを立ててそれを明らかにする。その際にどんな風に本を選び、どうやってそれを読んだらいいのかを考えておきたい。学術書との付き合い方を知っておきたい。学問の世界にようこそ。

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