毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

ぼくらの時代の本

「ぼくらの時代の本とは形のある本だ」「ぼくらの時代の本とは形のない本だ」「ぼくらの時代の本とはその両方を行き来する本だ。物質からデジタルへ、切り替え可能」「ぼくらの時代の本はきちんと編集され、磨きがかけられ、仕上がった原稿として出版される。ぼくらの時代の本はほとんど編集されず、断片のまま出版され、読者によって磨きがかけられる」「ぼくらの時代の本とは紙の本と電子本のどちらのことも指し、著者と出版社と読者の関係を進化させるには、そのどちらにも重要な役割があるということだ」。本の形。出版の形。読書の形。私たちが見ている本の形はどんどん変わっていく。今この時代の本の形を記録しておきたい。

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