毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

戦地の図書館

兵隊文庫。戦場に本が送られる。戦地で戦っている兵隊のために本が送られる。戦地にいても人は本を読みたいと思う。本を読む環境を整えることは、武器や食料を供給するのと同じくらい大事なことだ。図書館や出版社もその取り組みに協力する。戦地ではどんな本が求められているのかを知る。戦場にいてもおもしろい本を読みたいと思う。目録をつくって本を選ぶ。本を印刷する方法も変わる。本の形態も戦場にふさわしいものへと変わっていく。本の流通や出版業界も変わる。読書をする人たちも変わっていく。そして戦争が終わり、戦地から復員兵が国に戻ってくるときに、本に関わる仕事はどのように力を発揮してきたのだろうか。

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