毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

考古学はどんな学問か

「よりゆたかな情報を得るためには、よりよい質を持った資料を求めなければならないし、より質のよい資料は、さらに深い情報の分析を可能にする。情報と資料の間には常にこのような関係が存在する」「考古学の本領は、文字による記録が未発達な古い時代の歴史を、当時の人々が使っていた「もの」を通して明らかにするところにある。/文字による記録が豊富になれば、なにもいちいち考古学資料を持ち出さなくても、十分に過去の出来事が明らかにされるというわけだ。ところが、そうした時代でも、考古学資料から面白いことがわかるのだということに気がついた」。出土してきたものから過去の人間の営みを探る。文字情報だけではないところから分かる私たちの文化。

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