毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

子どもと本の世界に生きて

「書物のない家庭は、窓のない家のようなものです。なぜなら、本というものは、それを通して、子どもが、知識と経験のより広い世界をのぞき見ることのできるもっとも重要な手段だからです」。子どものことを知る。子どもの本を知る。子どもと本を結ぶ方法を知る。図書館は子どものために何ができるだろうか。「本を読めば読むほど、世間では、どうでもいいような本が、子どものためにたくさん出版されていることを、私はなげかずにいられませんでした。子どもが、その短い成長期に、つまらない本を読んで時間をつぶしてしまうのは、まことに残念なことです。一方には、すばらしい本が、すでにたくさんあって、子どもが発見することを待ち受けているというのに!」

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