毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

銀河の片隅で科学夜話

「人間は社会的動物なので、生きていく上で自分の社会の中での評判というのを絶えず気にせざるを得ない。集団の中での各人の発言の重みは、評判に従って決まっている。/しかし世評というのはどのように決まっているのだろうか。/なぜ彼女はあんな有能で良い人なのに人望がいまいちなのか、あるいは特に優れたところもない彼の意見がなぜ重きをなすのか、そのような疑問は皆が抱いているだろう」。私たちは毎日の暮らしのなかでさまざまな判断をしている。私が何かを判断するときの根拠はいったいなんだろう。言葉も倫理も自然現象も、この世界のできごとを科学的な視点で眺めてみる。

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