毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

モアイの白目

目が点になる。目がない。目で物を言う。目から鱗が落ちる。目から鼻へ抜ける。目の色を変える。目という言葉をつかった慣用句がやたらとたくさんあるように思えるのは、それだけ目が大事な器官だからだろう。私たちは目をつかって本を読んでいる。本を読むには目の働きが必要だ。錯覚とか幻という言葉もあるけれど、目の働きはときに実際の姿と見ているものとがずれてしまうことがある。目をつかって私たちは何をどのように見ているのだろうか。視線。白目と黒目。右目と左目。上目遣い。見つめ合う。骨格。充血。瞳。涙。目が動くことで私たちの身体や心はどのように反応するだろうか。本を読むための目の働きを知ってみる。

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