毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

言説の領界

「真理への意思は、認識すべき諸対象の見取図の歴史、認識する主体の機能および位置の歴史、認識の物質的、技術的、道具的充当の歴史を、自分自身に固有のものとして持っているかのようである」「この意志は、教育はもちろんのこと、書物や出版や図書館のシステム、かつての学会や今日の実験室といった、諸々の実践の厚み全体によって、強化されると同時に存続させられるものである」。真理への意思を語ろうとするところには欲望と権力が作用している。教育・図書館・出版・書物というシステムは、私たちの社会に対してどのような影響を与えているのだろうか。図書館というシステムの存在によって何が導かれているのだろうか。

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