毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

民主主義とは何か

図書館を語るときに「図書館は民主主義を守る最後の砦」「図書館は民主主義の柱」などと言われることがある。映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』『パブリック 図書館の奇跡』でもこれらの台詞は登場する。民主主義は図書館のあり方にも関係する。民主主義ってどういうことなのかをその発生から歴史を辿り、現代に至るまでの変遷を追ってみる。「トクヴィルは印刷術や郵便もまた平等化を促進したといいます。これらの発達は、それまで特定の集団に独占されていた知や情報へのアクセスを、より多くの人々へと開放するチャンネルとなったからです」。デジタル化が進む時代にも図書館に期待されるところは大きい。

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