毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

見るということ

「黎明期において、写真は新たな技術的可能性を切り開いた。写真は道具であった。現在、写真は新たな選択の可能性を提供する代わりに、写真の使用方法や読解が習慣的なものとなり、吟味されることなく近代的な知覚そのものの一部となっている。こうした変化を促した要因として様々な事柄が挙げられる。新しいフィルム産業、軽量カメラの考案。写真の撮影が儀式的行為から即時的なものへと変化していったのであるフォトジャーナリズムの登場によって、写真が文に添えられるものではなく、文が写真を補うものとなった」。写真がもたらすさまざまなイメージが私たちを取り囲む。歴史や文化を知る。政治的な主題にも写真は関係する。

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