本で床は抜けるのか
本は読みきれないけれどもつい買ってしまう。積んでしまう。家に本がたまる。管理しきれなくなった本が本棚をはみ出して床に積み上げられる。生活空間が狭くなる。そして床が抜けそうになる。大量の本はたとえば地震がくると崩れてしまう。東日本大震災のときはあちこちの図書館で本が落ちた。本をもとの位置に戻すまでのコストも大きい。コレクターの人は度のタイミングで蔵書を手放そうとするだろうか。残された蔵書を遺族はどのように処分するだろうか。本を電子化すれば解決するだろうか。しかし電子化するにもコストがかかる。著作権に絡むので代行業者に頼むこともできなくなった。そして電子化したデータは結局は見ようとしない。増え続ける本は悩ましい。