毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

性表現規制の文化史

「人々はいつも「自分は悪徳に触れても平気だが、他の人は自分より道徳的・規範的に劣っており、悪い影響を持つと懸念されるものを規制して、他の人々を悪徳からほ保護すべきだ」と考えがちなのでしょう。そして彼らは、「他者も自分と同じ程度の道徳的・規範的水準にあるだろう。そして自分がこの程度の悪徳に触れたところで悪影響を受けないのと同じように、他者にもまた重大な害はないだろう」とは考えないのです」。性が抑制の対象となり、性表現が抑制すべきものと考えられるようになる。その抑制が法制化され、青少年を性から隔離すべきと考えられているのはなぜだろうか。私たちがなぜ「えっちなのはいけないと思います!」と反応してしまうのかについて考える。

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