毎日の図書館学

初めて図書館学に触れる学部1年生を想定して図書館に関係ありそうな本を毎日1冊ずつ300字程度で紹介します。

「読む」って、どんなこと?

誰にでも「読む」ことはできる。そのことを「ほんとかな?」と疑ってみる本。私たちは学校でいろんな読み方を習っている。文字さえ覚えたら読むのなんて簡単だと思っている。けれど学校で教わる読み方は「社会」のことばだ。そのことばでは「読めない」ものもある。学校は私たちの「社会」に沿った読み方を植えつけられてしまう場所なのだ。いつの間にか「みんな」の読み方を身につけてしまう。そして私たちが学校で身につけた読み方は「社会」が隠そうとしているものを見つけづらいものにしてしまう。「読む」ということをもう一度考えてみよう。

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